― 私はこう活用します。具体的な運用方針と意識しているポイント ―
前回の記事では、楽天銀行の証券担保ローンの仕組みや金利、そして実際に使ってみて気づいた注意点をまとめました。
今回はその続きとして、
「では、私自身はこの仕組みをどう活用していくのか?」
という、より“リアル”な部分をお伝えします。
あくまで一例ですが、資産形成や配当株投資の考え方の参考になれば嬉しいです。
Step1:保有株を“整理”して、配当を生む仕組みを強化する
まず取り組んだのは 保有株の棚卸し です。
私はこれまで、SBI証券で国内株式、NISA、特定口座、iDeCo、積立投信までほぼすべてを一元管理していました。
その中には、
- 優待目当てで深く考えず買った銘柄
- “なんとなく保有しているだけ”の銘柄
- 配当利回りがほとんど期待できない銘柄
といった、目的が曖昧になっているものもありました。
そこで今回は担保ローン活用をきっかけに、
「配当利回り4%以上を目安に、比率を高める」
という方向に整理しました。
実際にいくつか利益確定し、その資金を楽天証券へ移動。
そこから高配当株へリバランスを進めています。
Step2:楽天証券で“担保にできる株”を育てる
整理した資金は、楽天証券で高配当株を購入するという流れに。
理由はとてもシンプルで、
「担保にできる株が楽天証券に集まっていた方が、担保ローンを使いやすい」
からです。
担保ローンは、担保にできる銘柄が口座にあるほど活用の幅が広がります。
そのため楽天側に“担保株の母数”を作っていく動きを取り始めました。
Step3:売りたくない銘柄は“SBI → 楽天”へ移管
高配当株を買い増すだけでは担保としてのボリュームが足りないため、
- 今後も保有し続けたい
- 配当を積み上げたい
- 売却するのはもったいない
という銘柄を、SBI証券→楽天証券へ移管しています。
移管することで、楽天証券の“担保にできる株”が増え、
自然と借入可能額も増加します。
この流れは即効性はないものの、担保ローン活用において
「担保にできる株の量」=活用できる余力
となるため、とても重要な部分だと感じています。
Step4:とはいえ、“株の比率を増やしすぎない”ことが最重要
ここまで読むと、
「どんどん株を増やして、担保ローンを拡大しているのでは?」
と思われるかもしれません。
しかし私が最も意識しているのは、むしろ逆で、
- 過度に株式比率を高めない
- 生活防衛資金・下落時の予備資金は常に温存する
という点です。
担保ローンは株価下落で担保価値が下がるため、
手元キャッシュが不足すると一気に苦しくなる可能性があります。
そのため私は、
- 生活費+下落時の買い増し資金はしっかり確保
- 手元キャッシュをすべて担保株へ突っ込まない
- 「借りられるから借りる」ではなく目的を明確にする
という方針を徹底しています。
まとめ:今ある資産を“活かしながら”前に進む
今回の取り組みは、
「新しく大きな資金を追加する」ではなく、
“今ある資産をどう整理し、どう活かすか”
という視点で進めています。
- 保有株の整理
- 高配当株の比率向上
- 楽天証券への移管
- 担保ローンを無理のない範囲で活用
- 十分なキャッシュの確保
この流れは、担保ローンを使わない人でも、
配当投資を進めるうえで役立つ考え方だと思っています。
次回予告
次回は、
- どのように借り入れを活用する予定なのか
- どのラインを“安全圏”として設定しているのか
といった、さらに踏み込んだ内容を書いていく予定です。
引き続き読んでいただけると嬉しいです。
――著者プロフィール――
ファイナンシャルプランナーのShioと申します。小学生の息子2人と夫の4人暮らし。FP1級・宅建士・簿記2級を持ち、身近なお金の話題を生活目線でわかりやすく発信しています。旅行やランニングが趣味で、家族で楽しむ「近場旅」や「節約のコツ」も紹介中。
「知ることでお金に強くなる」をテーマに、YouTube・Instagram・noteで発信中。