(※ブログ用リライト記事)
はじめに
配当生活を目指す過程で、私はポートフォリオの一部に 毎月分配型投資 を取り入れています。
ただし、「良いイメージがない」「たこ足分配では?」という声も多く、誤解されやすい商品でもあります。
今回は、私自身の考え方や活用方法、そして過去の経験を踏まえて、毎月分配型との向き合い方をまとめました。
毎月分配型への誤解と、私のスタンス
毎月分配型には
- 分配金を出す商品
- 分配金を出さない商品
があり、私は “投資の恩恵を毎月感じられる” という精神的な楽しさを重視して、一部だけ保有しています。
もちろん、
- 元本を取り崩して分配金を出す「たこ足分配」
- 分配より再投資の方が効率的と言われる点
といった注意点もしっかり理解しておく必要があります。
投資資産が減り続ける状況は望ましくありません。
それでも、無理のない範囲で楽しみとして持つというスタンスなら、悪い選択肢ではないと感じています。
銀行員時代に実感した「毎月分配型バブル」
私は2008年、リーマンショックの年に銀行に入庁しました。
当時は グローバル・ソブリン(グロソブ) が大流行。
ショック後の基準価額下落を受け、
「こんなはずじゃなかった…」
というお声を多く耳にしました。
その後も、
ブラジルレアルやトルコリラなどの 新興国債券を使った毎月分配型 が販売されました。
金利差を利用した複雑な仕組みの商品も多く、誤解したまま購入してしまうケースも少なくありませんでした。
その結果、後に販売面での規制も入りました。
「毎月分配型=悪」ではない理由
ここでお伝えしたいのは、
すべての毎月分配型が悪いわけではない
ということです。
実際には、
- 基準価額が安定している
- 分配金が極端に上下しない
- 構造の透明性が高い
といった優良な商品も存在します。
株式・債券・預金・外貨と同じように、
資産形成の選択肢のひとつとして組み込むことは十分アリだと思っています。
育休中に感じた「毎月の安心感」
私自身、育休中で収入が減った時期に、精神的な安心を得るために毎月分配型を少し買い足したことがあります。
たとえ数千円でも、
“毎月入ってくる”という感覚が心の支えになる。
この安心材料としての価値は、実際に体験してみて初めてわかった部分でした。
育休から現在までの数年間、結果的に分配金は安定していて、元金も少しプラスでキープできていますが、これは結果論というべきですね。
投資全般に言えることですが、答え合わせは後になってみないとわからないのです。
老後資金との関係:精神的な「毎月のプラス」
毎月の定期的な収入は、働いている時期だけでなく、老後の生活でも大きな安心につながります。
現状、毎月分配型投信は NISAの対象外 ですが、
2026年度の導入が検討されている プラチナNISA(65歳以上を対象とした非課税制度) では対象となる可能性があります。
背景には、
- 年金に少し上乗せが欲しい
- 月の収入が可視化できると家計管理がしやすい
- 資産が減り続けるより、戻ってくる感覚の方が安心
といったニーズが根強くあるためです。
もちろん、依存しすぎは禁物ですが、
年金(ベース)+ 小さな上乗せ(毎月分配)
という組み合わせは、老後の安心材料として一定の効果があると感じています。
まとめ:資産形成の“一部”としてなら十分アリ
毎月分配型は、
- 完全に悪ではない
- ただし、過度な依存はNG
- 精神的な安心をもたらす可能性がある
という特徴を持つ金融商品だと思っています。
商品を正しく理解し、
ポートフォリオの 一部 として取り入れるのであれば、
資産形成において十分に価値のある選択肢です。
プロフィール
ファイナンシャルプランナー Shio
小学生の息子2人と夫の4人暮らし。
FP1級・宅建士・簿記2級を保有し、
“生活の目線でわかりやすく伝えるお金の話”を発信中。
趣味は旅行とランニング。
家族で楽しむ「近場旅」や「節約のコツ」も紹介しています。
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「知ることでお金に強くなる」をテーマに、YouTube・Instagram・noteで発信中。