共働きで毎日を回しているパパママ、本当にお疲れさまです。
朝は時間との戦いで、送り出すだけで精一杯。仕事を終えて帰れば家事と育児が待っていて、子どもの小さな変化に気づく余裕なんてない日もありますよね。
でも、子どもは子どもなりに、学校という世界でいくつもの「小さな山」を越えています。私たちが知らないところで不安を抱えたり、緊張したり、泣きそうになったり。今回は我が家の出来事を通して、そんな子どもの気持ちを少しだけ想像し、親の心も軽くなるようなお話をしたいと思います。
数日前から、お兄ちゃんがぽつりとこう言っていました。
「金曜日、学校行きたくない」
理由を聞くと、音楽の授業でリコーダーを吹く機会があるのだそうです。
どうやらそれが、どうしても憂鬱らしく。
どの教科も、それなりに頑張っているし苦手意識はなさそう。
友だちとの時間も楽しそうにしている。
でも、音楽だけは苦手。
たったそれだけのことで、本人はまるで「人生の終わり」みたいな表情をします。
「誰にでも得意不得意はあるよ」
「気にしなくていいんだよ」
何度も声をかけるのですが、本人の心はなかなか軽くならないようでした。
金曜日の朝。
帽子を深くかぶって、むすっと歩いていく背中。
電信柱にぶつかりそうになりながら、それでも前に進んでいく姿を見て、ふと思いました。
小さな体で抱える憂鬱は、大人が思うよりずっと大きいのかもしれません。
仕事を終えて帰宅すると、すでにお兄ちゃんが家にいて、
「思ってたより上手くふけた!」
と、嬉しそうに報告してくれました。
朝の顔とはまるで別人です。
そうか。
行くまでは憂鬱でも、行ってしまえば案外なんとかなる。
終わってみれば「できた」に変わる。
そんなことって、きっと大人にもよくあります。
学校から帰ってくるのは、だいたい3時前後。
今日みたいに嬉しい日もあれば、
きっと落ち込んで帰ってくる日もあるのでしょう。
その瞬間に立ち会えないのが、なんだか惜しいような気持ちになります。
働いていれば仕方のないことなのですが、
夕方になってからまとめて話を聞くことになります。
言いそびれたこと。
言いたくないまま封印してしまったこと。
今まで、きっとたくさんあったのでしょう。
今さらなのですが、そんなことを思いました。
今日の金曜日は、ひとつ小さな山を越えた日。
リコーダーの音よりも、
その「行ってみたら大丈夫だった」という経験が、きっと心に残るんだろうなと思います。
共働きで忙しい毎日でも、
子どもはちゃんと前に進んでいる。
そして親もまた、完璧じゃなくていい。
帰ってきたときの「できた!」を受け止められたなら、それで十分なのかもしれません。
そんなことを考えた一日なのでした。
プロフィール
ファイナンシャルプランナーのShioと申します。
小学生の息子2人と夫の4人暮らし。
FP1級・宅建士・簿記2級を持ち、身近なお金の話題を“生活目線”でわかりやすく発信しています。
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