スクリーンタイムに悩む日々から
「もうそのくらいにしなさい」「まだ見てるの?」
子どものゲームやYouTubeを前に、そんな言葉を何度口にしてきたでしょうか。スクリーンタイムを減らしたい気持ちはあるけれど、家事の合間に静かにしていてくれる現実的なありがたさもあって、つい目をつぶってしまう。多くのパパママが、同じ葛藤を抱えているのではないでしょうか。
我が家でも、小学校の課題である「健康アップ週間」をきっかけに、改めてスクリーンタイムと向き合うことになりました。試行錯誤の中で気づいたのは、「やめさせる」ことよりも大切な、少し視点を変えた関わり方でした。今日はその、我が家なりの一つの工夫について書いてみたいと思います。
「健康アップ週間」がくれた気づき
今、小学校では「健康アップ週間」という取り組みがあります。
パソコンやタブレット、テレビなどのスクリーンタイムを「平日は2時間まで」「休日は3時間まで」といったように、自分で目標を立てて管理していこう、というものです。
我が家でも以前から、「ゲームの時間」「タブレットを見る時間」は意識してきました。
でも正直なところ、実際に守ろうとすると、なかなかうまくいきません。家事をしている間、静かに画面を見ていてくれたら助かる……そんな大人の事情があるのも本音です。
やめさせることは、こんなにも難しい
ふと考えてみると、誰にとっても「好きなこと」「夢中になっていること」を途中でやめるのは、とても難しいですよね。
それは大人だって同じ。スマホを見始めたら、つい時間が過ぎてしまうこともあります。
そこで、少し発想を変えてみました。
やめさせることよりも、「他に夢中になれるものを持つこと」の方が大事なのではないか、と。
好きなことの引き出しを増やす
好きなことの引き出しがひとつしかなければ、そこに集中してしまうのは自然なことです。
でも、いくつか引き出しがあれば、興味は自然と分散されます。
我が家の子どもたちは生き物が大好きで、虫取りや釣りに目がありません。
ゲームが楽しいと言っていても、「公園で虫取りしようか」と声をかけると、あっという間にゲームをやめて外出の準備を始めます。
ゲームばかり=楽しみが少ない状態?
裏を返せば、ゲームばかりしてしまうのは、「それ以外に今、楽しいことがない状態」とも言えるのかもしれません。
子どもが「外で遊びたい」と言っても、親が忙しかったり、余裕がなかったりすると、残された選択肢はゲームやYouTubeになりがちです。すると、時間はあっという間に過ぎてしまいます。
もちろん、自分でコントロールする力を育てることも大切です。
でも同時に、大人がいくつかの選択肢を用意してあげることも、同じくらい大切なのだと思います。
小さな遊びが教えてくれたこと
今日も次男坊が「家の前でサッカーしたい」と言い出しました。
軽くパスを回すだけの遊びですが、同じことを延々と繰り返しながら、とても楽しそうにボールを蹴っています。
興味が向く先があれば、人は自然とそちらに時間を使う。
その姿を見て、改めてそう感じました。
「ゲームをずっとやっている」という状態は、見方を変えれば「ゲームしか楽しみがない」状態なのかもしれません。
そうならない環境を整えることも、親の役目なのだろうな。
黙々とサッカーボールを蹴る次男坊を眺めながら、そんなことを考えた一日でした。