家庭・ワーママの悩み編

2026年4月スタートの「子育て支援金」お金がネックで時短を躊躇していたあなたへ。

こんにちは。5月の給与明細をもらって、皆さんは中身をじっくりチェックされたでしょうか?

実は2026年4月分から、日本の社会保険制度の中で新しい仕組み「子ども・子育て支援金制度」がスタートしています。ニュースで見聞きしてはいたものの、4月支給の明細ではすっかり見落としてしまっていた私。今月になってようやく給与明細を見つめ直し、「あ、本当に天引きが始まっていたんだ」と気がつきました。

スタート時の自己負担は月数百円程度。でも、この小さな変化の向こう側には、働く親たちのリアルな葛藤と、これからの社会のあり方が詰まっています。

今回は、この新しい制度のポイントと、私自身の経験から感じた「仕事と子育ての両立」についてお話ししたいと思います。

■ 新制度の注目ポイント「育児時短就業給付」とは?

この子ども・子育て支援金から集められた財源は、児童手当の所得制限撤廃や高校生年代までの延長など、様々な少子化社会保障の拡充に充てられます。

その中でも、私が特に「これは大きな一歩だ」と感じているのが、新設される「育児時短就業給付」です。これは、子どもが2歳未満の時期に時短勤務を選択した場合、時短によって減ってしまった賃金の一定割合(最大10%)を給付金としてサポートしてくれる仕組みです。

この文字を見たとき、私は自分の過去の苦い経験を思い出さずにはいられませんでした。

■ 「お金」と「周りの目」に悩んだ、フルタイム限界のあの日

かつて私は、仕事と子育ての両立がどうしても限界を迎え、当初フルタイムで復帰したものの、途中から時短勤務に切り替えた過去があります。

当時は毎日のバタバタに心身が追いつかず、必死の思いで「お金のことは二の次」と考えての決断でした。しかし、やはり「収入が減る」という事実は重く、私の周りでもお金がネックで時短勤務を躊躇する人をたくさん見てきました。

それと同時に、時短勤務にはもう一つの側面があります。 それは「お迎えに早く行ける」という物理的なメリットだけでなく、「時短制度を利用している」という明確な枠組みがあることで、職場からの理解や配慮を得やすくなるという、精神的なメリットです。

一方で、フルタイム勤務のまま限界まで踏ん張っている同僚たちの姿も、たくさん目にしてきました。 「本当は早く帰りたいけれど、フルタイムだからこそ『あと少し、あと1時間だけ……』とずるずる残業してしまい、帰れない」

そんな彼女たちが、申し訳なさそうに、あるいは大変な思いをしながら仕事を抱え込んでいる姿を見るたびに、胸が締め付けられる思いでした。

だからこそ、今回の新しい給付金によって時短勤務時の経済的な不安が和らぐことは、単なる金銭的援助以上の意味があると感じています。誰もが「気持ちよく、堂々と早く帰ること」を、社会全体が働き方改革の一環として後押ししてくれる。そんな免罪符のような役割を果たしてくれるのではないでしょうか。

■ 子育て世帯の「恩恵」の裏側で、忘れたくない視点

小学生の息子たちを育てている我が家のような子育て世帯にとって、この制度は間違いなく負担以上の「恩恵」があります。

だからこそ、ブログを書く身として、客観的な視点も忘れたくないなと思います。 社会全体で見れば、少子化は深刻な社会現象ですし、将来を担う若者は多い方がいいのは間違いありません。しかし、子どもを持たない世帯や、すでに子育てを終えられた世代の方々から見れば、この新しい給付のための天引きは、決して「面白い話」ではないはずです。

子育ての渦中にいると、日々の忙しさからつい「どうして自分ばかりこんなに大変なんだろう」と、自分の負担ばかりを数えてしまいがちです。

けれど、今回の給与明細天引きを通じて、「社会に支えてもらっているんだ」という意識を持つきっかけをもらいました。

社会は、お互い様のグラデーションで成り立っています。 今、私たちが受けている有難い支えをしっかりと受け止めながら、いつか子どもたちが大きくなったときには、次の世代を温かく支える側へと繋いでいく。そんな循環を意識しながら、明日からもまた、仕事と子育てに向き合っていきたいなと思います。

皆さんは、今月の給与明細を見て、どんなことを考えましたか?

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「お金の話題をもっと身近に」をテーマに発信。働きながら、子育てしながら、家庭・お金・投資・日々の気づきを綴ります。【投資・お金編】【家庭・ワーママの悩み編】【日々の気づき編】シリーズ化しながらお伝えします。ずぼらなワーママ・FP1級・元銀行員・現事務職・小学生2人と夫の4人暮らし