「買って放置していた米国債が、気づけば満期を迎えていた——」
株式投資のように日々の値動きに気を取られることなく、着実に資産を増やせるのが「ほったらかし投資」の魅力です。
今回は、SBI証券で保有していた米国国債(ストリップス債)が今週満期(償還)を迎えるため、実際の取引データや利回り、為替差益の結果、そして気になる「償還金(ドル)の使い道」について詳しく解説します。

- 満期を迎える米国国債(ストリップス債)の取引データ
今回満期を迎えるのは、額面500ドルの米国国債(ストリップス債)です。実際のSBI証券の画面データは以下の通りです。
銘柄:米国国債(ストリップス債) 2026/8/15満期
保有額面:500 USD
取得単価:97.18
取得為替:1ドル=147.55円
満期単価:100.00(額面償還)
ストリップス債(割引債)の仕組みとは?
ストリップス債とは、利息(利札)を受け取らない代わりに、額面よりも安い価格(割引価格)で購入できる債券のことです。
通常の発行直後の債券ではなく、市場に出回った既発債の中で「単価が下がっていた好条件のタイミング」で買い付けました。購入時は約485ドル(単価97.18)でしたが、満期時には確実に額面の500ドルとなって戻ってきます。
- 為替147円台で購入できた勝因と「ダブルの利益」
この債券を購入した当時は、一時的な円高(為替介入等の影響)が進んだタイミングでした。「ちょっとドル資産を買い足しておきたいな」と感覚的に動いたのが結果的に奏功しました。
債券自体の価格上昇:97.18 ➔ 100.00(額面償還)
為替差益:147.55円 ➔ 158円台(円安進行)
単価の上昇(キャピタルゲイン)に加えて円安による為替差益も重なり、まさにダブルの恩恵を受ける形となりました。 - 個人投資家が「ほったらかし投資」に債券を組み込むメリット
株式投資は大きなリターンが期待できる一方で、日々株価チェックやニュースに追われがちです。
一方で、米国債などの債券投資には以下のようなメリットがあります。
完全に放置できる:買った後は満期まで何もする必要がない
出口(償還)が明確:満期日にいくらで戻ってくるかが事前に分かっている
精神的な安定:相場の乱高下に惑わされず、資産形成の「確実な土台」になる
「買ったことすら忘れていた」というくらいが、資産運用においてはメンタル的にも一番良い距離感だと改めて実感しています。
- 償還された米ドルで「米国株」を買い足す今後の戦略
今週無事に500ドルが口座に戻ってきたら、日本円に換算せず「米ドルのまま」保有を継続します。
そして、このドルを活用して高配当な米国株やETFへの買い増しを検討中です。
償還金をそのままドル建て資産として再投資
為替手数料(スプレッド)をかけずに次の運用へ回せる
株式の配当金+債券の償還金でポートフォリオのキャッシュフローを強化
債券で手堅く増やした資金を、次は株式に投資して長期的な成長を狙う——このサイクルを作ることが、ドル建て資産運用の醍醐味です。
まとめ
今回は、満期を迎えた米国国債(ストリップス債)の運用実績と、今後の投資戦略についてご紹介しました。
資産運用では「攻めの株式」だけでなく、「守り&ほったらかしの債券」をうまく組み合わせることで、心にゆとりを持った投資が続けられます。
皆さんもポートフォリオの一部に、ドル建ての債券や「忘れておける資産」を組み込んでみてはいかがでしょうか?