投資・お金編

【金利1.0%時代】住宅ローンの変動金利、焦って動く前に知っておきたい「2つの防壁」【FP1級ワーママのつぶやき/投資・お金編】

こんにちは、家計を整えるはまぐりポケットです。

本日、日本銀行が政策金利を1.0%に引き上げるという歴史的なニュースが発表されました。約31年ぶりの水準ということで、世間では驚きの声が広がっています。

私を含め、物心ついた頃からずっと「超・低金利」の世界しか知らなかった世代にとっては、まさに未知の領域。「金利のある世界」がついに現実の生活に影響を与え始める大きな節目を迎えています。

このニュースを受けて、今一番多くの方が不安に感じているのは、やはり「住宅ローンの変動金利」のことではないでしょうか。

「早く固定金利に切り替えたほうがいいの?」「今のうちに無理してでも繰り上げ返済すべき?」と、焦る気持ちが生まれるのは当然のことです。しかし、まずは一度深呼吸をして、冷静に仕組みを紐解いてみましょう。

1. 住宅ローンは「最も守られているローン」である

結論から言うと、「焦って極端な行動に走る必要は全くない」ということです。

なぜなら、数ある融資(カードローンやビジネスローンなど)の中で、住宅ローンは借り手の生活が破綻しないよう、極めて手厚く守られた仕組みになっているからです。

急激な金利上昇のダメージを和らげる「2つの強力な防壁」をチェックしてみましょう。

  • ① 5年ルール 市場金利がどれだけ急上昇したとしても、毎月の「返済額そのもの」は5年間変わらないというルールです。金利が上がった分、返済額の内訳(利息の割合)は増えてしまいますが、「来月から突然、毎月の引き落とし額が2倍になって家計がショートする」といった事態を確実に防いでくれます。
  • ② 125%ルール 5年が経過して返済額が見直される際、どれだけ世の中の金利が爆上がりしていても、新しい返済額は「これまでの1.25倍」が上限となります。例えば、毎月10万円の返済であれば、どれだけ金利が上がっても次の5年間は最高で「12万5,000円」までしか上がりません。

これほどまでに個人の生活基盤(マイホーム)を守るための措置が徹底されているローンは、他にはありません。

2. 変動か固定か?焦って動くリスク

「今のうちに固定金利に切り替えよう」と考える方も多いですが、すでに市場の固定金利は先んじて上昇しているケースがほとんどです。今から高い固定金利に切り替えることが、本当にトータルの得になるかは慎重に見極める必要があります。

また、手元の現金をすべて「繰り上げ返済」に回してしまうのも危険です。金利上昇期だからこそ、急な支出に備える手元資金(生活防衛資金)や、インフレに対抗するための資産運用の資金を残しておく重要性が高まります。

3. まとめ:まずは「パニックにならず、機関への相談」から

これからの「金利のある世界」を生き抜くために一番大切なマネーリテラシーは、「不確かな情報でパニックにならず、正確な数字を確認すること」です。

まずはご自身が契約している金融機関のマイページを確認したり、窓口でシミュレーションを依頼してみましょう。

  • 「金利が〇%上がったら、自分の場合はいつ、いくら返済額が増えるのか」
  • 「今、固定に変えるとしたら条件はどうなるのか」

これらを具体的に把握するだけで、輪郭の分からない不安はすっと消えていきます。

30年ぶりの大きな転換期ですが、制度の守りを正しく理解していれば、恐れることはありません。冷静に、賢く、これからの家計防衛を進めていきましょう!

※補足:今回ご紹介した「5年ルール」や「125%ルール」は、一般的な「元利均等返済方式」に適用されるものです。「元金均等返済方式」を選ばれている場合や、一部のネット銀行などでは適用外となるケースもあります。焦って行動する前に、まずはご自身の契約内容やプランをしっかりと確認してみてくださいね。

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「お金の話題をもっと身近に」をテーマに発信。働きながら、子育てしながら、家庭・お金・投資・日々の気づきを綴ります。【投資・お金編】【家庭・ワーママの悩み編】【日々の気づき編】シリーズ化しながらお伝えします。ずぼらなワーママ・FP1級・元銀行員・現事務職・小学生2人と夫の4人暮らし